メルカリでトラブった時に読む記事
メルカリ使ってますか?
メルカリ、すごいですよね!
「スマホでフリマ」ってやつですが、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いでユーザー数が伸びています。
ヤフオクとのサービス面での違いは、、、
「オークション」か「フリマ」かっていう、、、ありゃ、そのまんまですね(笑)
感覚としては、ヤフオクの方が高く売れます。オークション形式なので、買いたい人がいればやはりそうなりますよね。
メルカリは、フリマなので最初に気付いた者勝ち、早い者勝ちとなり、「買います」と手を挙げた人がその値段で買っていくことになります。
メルカリの特徴をもう少し補足しますと、
- 地方のユーザーが多い(運営側の発表もそうですし、実際、写真の背景に写る出品者の自宅を見ているとわかります)
- 回転が速い(ほんとにものの数分で売れる場合がある/というか実際多い)
- ヤフオクよりも値付けが甘い(安い)ケースが多く、安く購入できる
といったところでしょうか。
ほんとにバシバシ売れるので、まだ試してない方はぜひアプリをダウンロードして、なんでもいいので出品してみてください。
けっこうハマるとおもいます。
さて、今回はそんな良さげなサービス「メルカリ」でどうしても発生するトラブルについて書きたいとおもいます。
きっと大変な思いをされている人が多いと思うので、少しでも心の助けになればとおもいます。(なにか絶対的なHowがある訳ではないです w)
メルカリユーザーの特徴を知る
※いちおう先に断っておくと、別にメルカリやそのユーザーをdisるものではありません。
"世間一般の人" がそこにいる
トラブルについて語る前に、まず、メルカリのユーザーについて押さえておきたいと思います。
冒頭でも触れたとおり、メルカリのユーザーは地方在住の方が多いです。
また、学生さんも多いです。
そしてなによりも、「スマホ」ユーザーです。
これらが何を意味するか?
一言で言うと、
「従来のヤフオクにはいなかったクラスタの人が多い」
ということだと思っています。
どういうことかというと、ヤフオクに地方のユーザーがいなかった、というような意味ではなく、従来のヤフオクでは「PCを持っている」ということである程度、年齢や年収、職業といったものがフィルタリングされていた側面があったんですよね。
しかし、メルカリの場合はそこが大幅にフィルタされなくなって、本当に普通の世間一般の人たちが直接交わる状況が生まれているんだと思います。
(例えば、パソコンなんて買わないしやらないけどスマホなら持ってるよ、っていう若い女子はヤフオクにはいなかったけど、メルカリならいる)
だから、ヤフオクに慣れてきた人からすると、価値観やお作法がとにかく違って面食らうし、そうでない人同士でもネットリテラシーやそもそも社会人としての経験が未熟なゆえにトラブルになってしまうことが多いんだと推察しています。
(※ヤフオクもいまやスマホでできるので、「従来の」とあえてつけています)
例えばどんな感じか?
自分の実体験や他の人の書き込みなどからピックアップして、メルカリの中の様子をご紹介したいと思います。
メルカリでは、決まり文句のように「もう少しお安くなりませんか?」というような値引き交渉が入ります。
私も元々は関西人なのでそういうのは嫌いではないのですが、明らかにモノの値段を知らない安すぎる値段提示や、いくらだったら買ってもいいですよ、という強気な(失礼な)交渉など、希望額の提示の仕方がおかしすぎる場合があります。
もう一つメルカリ独特のお作法として、「◯◯様専用」というものがあります。
これは「買いたいので」ということでコメント欄でコミュニケーション済みの場合に、他の人が手を出しにくいように一種の「取り置き」をしておくために自然と編み出された手法で、商品タイトルに「◯◯様専用」といった文言を入れるのです。
しかし、これはメルカリ内で特にルールとして定められていないので、その状況下でもシステムで提示されている金額で他の人がそのまま購入することもできますし、リクエストに応えて取り置きしてあげたのに、しばらく音沙汰なし(でも勝手に解除するとキレられそう)、というケースも多々あります。
他には、化粧品を買ったら容器が割れていた、とか。
そもそもろくに梱包せずに送ったらさすがに割れるよね!?というようなものでも、簡易な梱包で送ってしまうケースがあるようです。
梱包って、けっこういろんなことを知っていないと案外難しいですよね。(材質だけでなく宅配便の物流センターの実態も含め w)
しかも梱包材が家にあるってなかなかないし、ホスピタリティーにはそれを受けてきた人生経験によっても違いがある言われますし。。
さて、この記事を読んでいる方がどういった方か、立場によって受け取り方は違うと思いますが、私が言いたいのは、「スーパーや電車や公共の場にいる大勢の人たちと交わっていると思った方がよい」、ということです。
それがメルカリのユーザーなんです。
(別にdisってないです。別に自分が何様だとも思ってないです。メルカリサイコーはぁと)
いよいよ本題。トラブルトラブルとらぶる
トラブってこの記事にたどり着いた人は、前半部分なんて「知っとるわい!」っていう感じだと思いますが、ここで期待値コントロールをさせていただくと、、、
この先、別にすごい解決方法を書いているわけではなく、怒りや心の痛みを少しでもここで落として行ってもらえたらな、というところになります。
その点、あらかじめ誤認識いただければと思います。(ぺこり)
街中で見かけるトラブルを想像してみよう
メルカリのユーザーの特徴の中で、
「公共の場にいる大勢の人たちと交わっていると思った方がよい」それがメルカリのユーザーだと述べましたが、日常生活のトラブルを思い出してみましょう。
店員にやたら勝ち込む(強気で乗り込むとか文句を言うとかいう意味)人。いわゆるクレーマー系。
車を運転していて狭い道でタイミングが合わずにすれ違えなくなった時に、「コイツあほか」と車の中で言い、それに対して「お前がどけや」と車の中で返す人、そして相手が弱者と判断するや、クラクションを鳴らして相手にバックさせようとするとか。
電車で肩が触れ合って、押し合いしているうちに急に怒号が飛び交い始める、おっさん vs. 若いサラリーマンとか。
これらの出来事で当事者間で何が起きているかというと、
- まず、お互い自分こそが正義だと思い込んで、相手の状況を思い計る余裕なんてない。
- 次に、相手のことなんてよく知らないので、とにかく敵という認識しかない。
- そして、仮に相手の状況がわかって自分が行き過ぎていることに気がついても、振り上げた拳を下ろせずに謝れない。
こんなところでしょうか。
身近な人に対しては持っているある程度の礼儀や良識が、とたんに相手がよく知らない一般の人になると、そんなの誰しも吹き飛んでしまうんです。
あ〜〜、あるね! あるある!!(笑)
そこに輪をかけてネットリテラシーが低い
※ネットリテラシーを、セキュリティ面だけでなく、ネット上でのコミュニケーションなども含めてけっこう広義に捉えています。
若い方なら、LINEで友人とトラブルになった経験のある人も多いでしょう。
だから十分学習しているので、そんなにリテラシーが低い訳ではないのでは?と思われるかもしれません。
でも個人取引で社会人を相手にするのは、友人とコミュニケーションをとるのとは訳が違います。ただでさえコミュニケーションって難しいのに、ネットでの取引はテキストでしか表現できない訳です。
そこには書いてはイケナイ言い回しや、けっこうニュアンスが伝わらない言い回し(受け取り違いをしてしまう)っていうのがあって、みんな多くの失敗を重ねてようやく学んでいけるのです。(当然自分もそうです)
ということで、
- そもそも普通でもコミュニケーションは難しいネット上である上に、そのリテラシーが低い
- 普段の仕事や価値観が大きく異なるため、お互い自分こそが正義だと信じて疑わない
- そこにお金が絡む
そりゃちょっとしたことでトラブルなんてすぐ起きますよね。
さて、今回トラブルに巻き込まれたあなたはどっち側の立場でしょうか?
いずれにせよ、「相手が悪い」と思っていることだけは全員共通だと思います。
トラブルに遭ったら
いま、あなたがトラブルのどのフェーズにいるのかはわかりませんが、お互いご愁傷様です、という言葉を他人事のように送ります。(スミマセン。笑)
とりあえず、
「まったくひどい相手に当たったもんだ。コイツ普通じゃないよね。」
っていうのは、どっちに否があろうが、相手もそう思っていると思いましょう。
自分のケース
私も、相手が新品だと勘違いしていて、受け取った商品を見た瞬間「新品じゃない!」と思ってカチンときたみたいで、誰にも見れて、ずっと残ってしまう評価のコメントにて酷評されました。
相手にとっては
- 新品じゃないのに新品だと売りに出した不届きな奴!
- こんな奴には大きなペナルティを与えてやる!
- そう、相手はそれぐらいの仕打ちを受けて当然なんだ。自分は被害者なんだから!
- 書いてやれ〜〜〜
そんな感じかなと想像しました。
でも、顔が見えていたら絶対にやらないと思います。
まず、「あれ?これって・・・。勘違いだったら申し訳ないのですが・・・」と確認するはずです。
でも、なんでそこまでやっちゃったのか。。。
簡単です。公共の場でのトラブルを思い出してみましょう。
瞬間的にカチンときて、自分が正義で、相手が悪。
それ以上、相手の立場がどうかとかいろんな可能性なんて考えないもんなんです。
結局、勘違いというのは先方は認めて、こちらも返品を受け付けてあげたんだけどそのやりとりの中で、とにかく最後に余計な一言をつけてくる。
「お前それを書くなよ!」って思うけど、あまりにも自分中心で失礼なので、思わず文章でチクリとやると、案の定相手も引かない ww
「こういう奴うちの会社にいるよな〜。ロジック固めていってくるけど、素直じゃないから論破されてもとにかく最終的に謝らない、気の強い女子ねー。」(女性のひとすみません)
というプロファイリングをしてみたところで、相手にしても同じように
「しつこく言ってくるし、こっちはむしろ被害者だし、なんでこんな嫌味をいわれなきゃいけないのか」
って思ってるでしょう。
まぁそんな感じでした。
一応、やりとりは終わったのですが、
- 相手は感情的になっている
- そしてこっちも気分が悪いことを気づいていないか、そんなのは当然の報いだと思っている
- トータルでは自分が正しいと思っている
ということを前提に我慢しながら対応しました。
オススメの対応方法
別にメルカリに限らず、どんな場でもそうなんですが、だいたい以下の感じかなぁと思います。
- まずは深呼吸。
納得いかないと思うけど、とりあえず隣人だとか身近な人だと自分に言い聞かせて、暴走しないようにする - 次に、何が問題かを整理して、事実だけを書くようにする。
怒りの感情で余計な決めつけを書いてしまいそこがまた後々こじれるので。(そもそもあなたは〜、って相手を丸っと否定したら、自ら死を選んでいるようなもの) - 文章の最後に、無理やり顔文字で笑顔とかくっつける。
納得いかないと思うけど、とにかく我慢してつける。 - ポストする前に、もう一回文章を読み直す。
- 「覚悟」があるなら送信ボタンを押す。
な〜〜んだ。。
自分で書いてても当たり前すぎて何にも面白みがないなー、って思いました。(笑)
その他、気をつけておくべきネットの基礎教養
みなさんは、自分の名前や住所、勤務先を掲げて電車に乗ることはしないと思います。それは自分の身を危険にさらす行為だからです。
それと同じで、そもそもこんな危ないネットの世界で、子供の名前をアカウントのニックネームにつけるとか、子供の写真を使うとか、やめた方がいいです。
取引で住所もお互い交換してしまっているし、本当に何されるかわからないです。(ネットの住民はわかると思いますが、本気出せばあっという間にいろいろ特定できちゃいます)
「忘れられる権利」という言葉で議論されていますが、基本的にはネット上に一方的に書き込まれたことはなかなか消せないんです。(評価のコメントも、あなたの勘違いで一方的に書いてしまえば、消えないんです)
別にメルカリが悪いということは一切なくて、そういう場なんだと認識することが、一つトラブルが重大化するのを回避できる重要なポイントだと思っています。
さいごに
ちなみに、偉そうなことを書いてきましたが、私の普段のポリシーとしては、
人として不誠実な人には、相応の態度しかとりませんし、
この世の中、基本的にはこちらが優しさを見せて遠慮した瞬間、襲いかかってくるような奴ばかりの気の抜けない世界だと思っているので、そういう相手が刀を抜こうとした瞬間、それよりも早くこちらが刀を抜いて「やられる前にやる」派です。実は。
なんですが、
そういう緊張感や集中力は常に持ちつつも、やはり人は
「自分こそが正義だから相手に罰を与えてもいい」
と思ってしまうような未熟な生き物なんだということを肝に命じています。
神様でさえ、死んだ時にしか罰をお与えにならないのに、
人ごときが、生きている間に神様に代わって他人に罰を与えるなんて、
傲慢にもほどがある。
何かの本で読んだことがありますが、本当にそう思います。